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2023年1月17日火曜日

長々と綴ってしもた

Canon 7S(右)Canon 7(左)

機材集めをぼちぼち再開しようかと。
とは言っても、カメラは増やさないように...って、増えてるか。まぁいいや。

Canonのレンジファインダー機を入手してみた。機種は7Sというもの。
交換レンズ式のレンジファインダー機では最終モデルだそうな。
フィルムが高騰してるというのに、フィルムカメラの人気が出てるってどうなってるんだろうねぇ。そんな状況の中、たまたま安く出ていたものが上図の個体。

正直なところ、7の方は要らなかったのだけど、セット売りとの事だったので一緒に付いてきた。Canon7はすでに数台いたりする。
それに対して7Sはなかなか手に入らなくて...というか、高値で手が出なかった。
私の手元に来たものは、角打ちしているという理由で安価だった。

機能上は不具合がなくて、珍しく露出計も生きている。
珍しいといえば、シャッター幕の皺も少ないな。だいたいシワシワになってる個体が多いし。
この頃の機種では金属幕を採用しているけど、それ以前は布幕のシャッターだったんだよねぇ。それだから、レンズキャップを開けたままにしていてお日様に向けたまま放置した挙句、
シャッター幕に合焦して穴があくというトラブルが多かったとのこと。

金属幕を採用したのはCanonは早かったのかな。その割には中級機あたりの個体には布幕が多かった気がするけど。まぁ、昨今のデジタル機には無縁かな。
レンジファインダー機...魅力的なカメラだと思うけど、制約が多いのが難点。
まず、望遠レンズは不向き。中間にミラーボックスを挟んでという使い方もあるけれど、速写には不向きかと。1000mmあたりまでのレンズが存在するらしいけど、見たことないなぁ。

超広角レンズは、当時は19mmがあったとのこと。最近では最短で5.4mmなんていう何に使うんだ?くらいのものがあるようだけど、ミラーレス機が出てきてからのものだからねぇ。
ファインダーに依存せずに直視できるからおもしろいレンズが作れるようになったのかもねぇ。すごく興味があるんだけど、手が出ない...

そうそう、このCanon7のカメラって1本のレンズのためだけにマウントが二重になっている。
ダブルマウントといえばZeiss IkonのContaxやVoigtländerのProminent、NikonのSマウントあたりが知られてるかな。けど、1つのレンズだけに装備した個体はCanonだけかも。
私が知らないだけで、もしかしたら他にもあるかも知れないけどさ。
そのレンズも、最近見るものはマウントを改造したものが多いような気がする。

Canonのレンジファインダー機を集めるのはおもしろいけれど、最初期のものはまず入手不可能だろうなぁ...個体数もそうだけど、とても買える値段じゃないし...
ただ、Canon銘ではなく、それ以前に使われていた精機光学銘のものが欲しいなぁ。
生きているうちに手に入るか分からんけど(笑)

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